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雨の中の君へ。

第5章 罪と罰。



「…場所をかえよう」

緊迫した私たちの間に鬼百合編集長が立った。

次回作は光井先輩が担当だった?


左頬を抑え、周りの視線に目を伏せながら編集部を出る。

「私たち2人だけで話をさせてください」

廊下で光井先輩が鬼百合編集長に向かって言った。

「手は出しません。」

「…分かった。けど俺はすぐ外で待たせてもらう」

応接間に入る。

向かい合って座った。

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