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雨の中の君へ。

第5章 罪と罰。

女の勘は鋭い。

一気に点と点が線になったんだろう。

気付いたら私を叩いていた。


…私が先生から新作をもらったのは手切れ金代わりだった。

この時先生は本当に、光井先輩と決着をつけるつもりだったのかもしれない。

けど、今は私を繋ぎ留めるために次回作を任されている。



一週間後、光井先輩は依願退職した。

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