雨の中の君へ。
第5章 罪と罰。
「…タケルっ…タケル」
お互い貪り合うようにキスをして、お互いの存在を確かめるかのように抱きしめる。
「…っはっ…あっ…」
タケルの唇が私の唇から離れ、首すじを伝い、胸に降りていく。
タケルの太ももが私の股をグイグイ押し上げる。すでに濡れている私は、それだけでいきそうになる。
「サキ…会いたかった…」
「…私も」
見つめ合うだけで涙が出た。
そしてまた続く長いキス。
ガタッ!
「な…に、やってんだよ…⁈」
えっ⁈
ドアからトモヤが現れた…
2人して固まる。
「あなた達何やってんの⁈」
最悪のタイミングで、母…