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雨の中の君へ。

第6章 束縛。


私の家を出るまで微笑んでいたトモヤは冷たい顔をして、私の手をつないでいる。

「トモヤ、手、痛い…」



ギュッとさらに強くなる。

「トモヤ…」

空港から家まで、無言だった。

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