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天使で悪魔なセラピスト

第5章 始 ま り



蓮は表情を変えずに麗華を見つめ、ゆっくりと頷いた。


「…う、そ。そんな…。」


明らかに狼狽した声でそう言った麗華は、再びユナを見た。


その女性らしい美しい顔が憎悪のような色を帯び、ユナはギクリとした。



しかし気を取り直すように麗奈は「わかりました」と答えて身支度を済ませると、裏手から病院を出て行った。



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