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いた、公園の中心のところで東雲の母と椿がいた。
椿は母に馬乗りになって殴りつけていた。
「もうやめて！母さんの体力はもう0よ！」「うるせぇ！お前はもう母さんじゃねえんだ！父さんを殺して、しかも俺達を捨てたんだ！」
椿は尚も殴り続ける。このままでは本当に東雲母が死んでしまう！
「おい、もうやめろ！もういいだろ！殺しても何にもならねえだろうが！」
胤罫は椿を母から引き剥がした。
椿は完全に理性がないのか尚も母に向かって行こうとする。
「もうやめろ！東雲 椿！」胤罫は椿の顔面を殴りつけた。吹っ飛ぶ椿。だが椿はまだ母に向かって行こうとする。
「もういい加減にしろ！やめるんだこんな事！」
「うるさい！止めるなら、何で俺を鍛えてくれたんだ！何で俺を見捨てなかった！」
「修行をするうちに母親に復讐するなんて愚かな事やめると思ったんだよ！」
「とにかく、どけよ！どかないんならあんたも殺すぞ！」
胤罫は切れた！
「やってみろ糞野郎が！大人がガキに負けると思うなよ！」
「さっき負けただろうが！」
「さっきのは偶然だバカやろー！」
椿と胤罫、二人がぶつかり合う。しかし決着はすぐについた。胤罫が椿の腹部を思い切り殴り、倒れこませた。そして椿に馬乗りになり殴り続けた。もちろん手加減をしている。
後ろから「もうやめて！私が悪かったから！二人共止めて！」胤罫は殴り続ける。
ふと肩を掴まれた。東雲母だ。
「もう、止めてください。もとわと言えば私が全て悪かったのですから。」
胤罫は殴るのをやめ、椿からどいた。
もちろん警戒は続けた。
胤罫は聞いた。
「何で、自分の夫を殺すなんて事した。」
母はすこし黙って言った。
「私はあの時、おかしくなってた。私は昔はこんなにいい身体つきをしていなくて女らしい身体つきだった。だけどある女性が変な飲み物を渡してきたの。私は疑心暗鬼になりながらもそれを口にしてしまった。それを飲んでから私の理性がおかしくなった。周りが見えなくなったのよ。それからは男をこれまでと違う感じで見るようになった。それで弱い夫を見ていたら、カッとなって・・。」
「殺してしまったのか。」胤罫は言った。
「ふざけるな！」
椿が怒鳴った。