EROSMAN
第4章 弟子現る!
「父さんを殺したのを自分のせいじゃなくてその飲み物のせいにするのか!」
「違う!そんな事はない。私は、私はね、心の底ではあの人を殺したいと思ってた。何故だか分かる?」椿は首を振り、「分かる分けねぇだろ!」と言った。
「私はね、椿達がいない所で父さんから虐待を受けていたのよ。」
胤罫と椿が同時に息を呑んだ。
「あの人は会社のストレスとかでたまったものを私で発散してたのよ!毎日毎日、殴られ続けた。酷いときは半殺しにされたわ。私は椿達の前ではつらい顔は見せられないと思って耐えてたの。でも、もう限界だった。私は死に場所を求めていた。そんな時出会ってしまったのが、さっき話した飲み物よ。」
椿は黙って聞いていた。涙を流して・・・。
「それから父さんを殺した、これはさっき話したわよね。そして何故あなた達兄妹を捨てたか、あれはこんな私をあなた達に見せたくなかったから。こんな私をあの時のあなた達に見せたらきっと怖がってしまう。だから私はあの家を出た。そして自首をしようとした。だけど出来なかった。怖かった。本当にあなた達二人にしていいのか、そんな事を考えているうちに時は過ぎて、今この状況。本当に最低よね、私。」
椿は涙を流しながら母に近づき、復讐をしようとしていた相手を抱きしめた。強く、強く。
「ゴメン、母さん。本当に、ゴメンなさい。そんな事になっているなんて・・。俺は、本当にバカだ。おおばかやろうだ!」
「椿はバカじゃない。ほら男の子なんだから泣かない!大きくなったね、強くなったね。母さん、嬉しいよ。」
東雲母は胤罫を見て、「あなたがこの子を鍛えてくれたみたいね、感謝します。あなたがこの子を復讐をする殺人鬼になるのから救ってくれた。本当に感謝します。ありがとう。」
胤罫は「俺はそんなたいしたことしてないっすよ。」とだけ言った。
東雲母はその後、けじめをつけると言って自首しにいった。別れ際にその飲み物の事を聞いた。
飲み物は女性にしかきかない特殊な物で飲むと男性以上の能力が得られるらしい。こんな世界になってしまったのもその飲み物が原因と考えるしかない。最後にその飲み物を作っている会社の名前を聞いた。「夢の接吻 ドリーム・キス」らしい。
「違う!そんな事はない。私は、私はね、心の底ではあの人を殺したいと思ってた。何故だか分かる?」椿は首を振り、「分かる分けねぇだろ!」と言った。
「私はね、椿達がいない所で父さんから虐待を受けていたのよ。」
胤罫と椿が同時に息を呑んだ。
「あの人は会社のストレスとかでたまったものを私で発散してたのよ!毎日毎日、殴られ続けた。酷いときは半殺しにされたわ。私は椿達の前ではつらい顔は見せられないと思って耐えてたの。でも、もう限界だった。私は死に場所を求めていた。そんな時出会ってしまったのが、さっき話した飲み物よ。」
椿は黙って聞いていた。涙を流して・・・。
「それから父さんを殺した、これはさっき話したわよね。そして何故あなた達兄妹を捨てたか、あれはこんな私をあなた達に見せたくなかったから。こんな私をあの時のあなた達に見せたらきっと怖がってしまう。だから私はあの家を出た。そして自首をしようとした。だけど出来なかった。怖かった。本当にあなた達二人にしていいのか、そんな事を考えているうちに時は過ぎて、今この状況。本当に最低よね、私。」
椿は涙を流しながら母に近づき、復讐をしようとしていた相手を抱きしめた。強く、強く。
「ゴメン、母さん。本当に、ゴメンなさい。そんな事になっているなんて・・。俺は、本当にバカだ。おおばかやろうだ!」
「椿はバカじゃない。ほら男の子なんだから泣かない!大きくなったね、強くなったね。母さん、嬉しいよ。」
東雲母は胤罫を見て、「あなたがこの子を鍛えてくれたみたいね、感謝します。あなたがこの子を復讐をする殺人鬼になるのから救ってくれた。本当に感謝します。ありがとう。」
胤罫は「俺はそんなたいしたことしてないっすよ。」とだけ言った。
東雲母はその後、けじめをつけると言って自首しにいった。別れ際にその飲み物の事を聞いた。
飲み物は女性にしかきかない特殊な物で飲むと男性以上の能力が得られるらしい。こんな世界になってしまったのもその飲み物が原因と考えるしかない。最後にその飲み物を作っている会社の名前を聞いた。「夢の接吻 ドリーム・キス」らしい。