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「あはは、ははははははは！どうした、糞野郎！足がふらついてんぞ？骨も何本かいっちまったんじゃねえの？」
胤罫は倒れないように態勢を整える。
「（サキエルは、動きまくって、攻撃をし続けたらオーバーヒートした。つまり、このロボットだって同じ事だ！）」
胤罫は攻撃を耐え続けたが、限界というものは存在する。
「あれ？言うこと聞かなくなったぞ！どうゆうことだくそ！」
胤罫はニヤリと笑い、「バーカ！それでもこの研究所のトップかよてめえ！攻撃し続けたら、機械はオーバーヒートする事くらい知っとけ。どうせてめえはロボットなんか乗るつもりなんかなくて他の研究所の奴に任せっきりにしてたんだろ？本当に人任せなガキんちょじゃねえか！」
胤罫はふらついた足で一歩一歩近づいていく。
「お前は、あの娘のじいちゃんを殺した。そしてさらっておいてあの娘をゴミクズのような扱いをした。」
「くんなよ、こないでよぉぉ。」
「てめえは、これから一生孤独でつらい思いをしながら生きていけ、そして罪を償え！」
胤罫は操縦席に飛び乗り、「何でてめえから人が離れていくのか考えろ、バカやろぉぉぉ！」
琴音の顔面にストレートを叩きこんだ。
ドガシャー！とデカい音と共に、ロボットが倒れた。
琴音のポケットを探ると、例のボタンがあった。
「こんな物があるから・・。」
胤罫はそのボタンを床に叩きつけ、こんしんの力で踏み潰した。
一方、こちら椿とサキエル。
「・・・終わったみたいだな・・。」椿は倒れこむ。
「・・そうみたい、です。私も身体が言うことをきくようになりました。」
サキエルは自分の腕をグルングルンと回す。
「じゃあ、胤罫さんの所に向かうよ」
「はい。」
サキエルに身体を支えられながら椿とサキエルは胤罫の所に向かう。