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EROSMAN

第7章 ロボメイクライ

胤罫はロボットの横で倒れていた。
「胤罫さん!」
椿とサキエルは胤罫のもとへと向かう。
胤罫はまだ息があった。
「胤罫さん、死んではだめです!帰ってAV見るんでしょ?セックスするんでしょ?胤罫さん、目を開けて!」
「う、うるさい。椿。」
といってフラフラながらも立ちあがる、胤罫。
「くそ、えらく今回はボコボコにされちまった。これは病院だな。ハハ。」
胤罫はサキエルを見る。「もう、大丈夫みてえだな。」
サキエルはコクリと頷く。
胤罫達は部屋の外へと出ようとする。
「待てや糞どもぉぉぉ!」
後ろで声がする。
声の主は決まっている。琴音だ。
ロボットの上に立っていた。
「このボタンは何だと思う?」
「何だまたボタンかよ。」
琴音はこれでもかというくらい身体をそらし、大笑いをした。「このボタンはなあ、そこのポンコツ糞アンドロイドの起爆装置なんだよ。どこかに逃げやがったらいつでも爆破出来るようになあ!」
サキエルは目を見開き、琴音のスイッチを持っている右手をうった。それも何度も。
「あが、ぎゃああああ!てめえ!」
琴音は悶え苦しむ。そのスキにサキエルは猛スピードで琴音に向かっていく。
そのまま琴音に跳び蹴りを食らわせる。手に持っていた。ボタンを落とす琴音。
そのボタンをサキエルは回収する。
琴音は腹部を抑え、血まみれになりながら転がる。
サキエルはそれを見て、無言で立ち去った。

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