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EROSMAN

第9章 魔女と呼ばれた少女

「はぁ~ん、気持ちよかったぁ。」
日百合は喘ぎながら自分の股関をその綺麗な指で弄る。
「ありがとぉ。あなた達のおかげでぇ、私のアソコはぐしょぐしょよぉ。」
男達は全員がボロボロになっていた。
すると、ずっと黙っていたバーテンダーが口を開く。
「・・・少しは羞恥心、てもんがないのか、貴様は。」
日百合は、笑い、「だってぇ、恥ずかしがる意味が分かんないもん。」
バーテンダーはため息をし、コップを拭き始める。
「・・とゆうか、貴様は何故あの子をひつこく追いかける」
日百合は待ってました、と言わんばかりに顔を輝かせ、「魔女だからァ。」
と言った。
バーテンダーは「貴様、私をバカにしているのか?」
とだけ言った。
「なによぉ!こっちはマジめに言ってるのに!」
バーテンダーはまたため息をつき、「そもそも、魔女なんておとぎ話の人物だろう。昔は実際に魔女狩りなんてものもあったらしいが。」
日百合は、大きすぎる胸を張り、「魔女が存在しないなんて、誰が決めたのぉ?実際に存在していればそれは現実になるのぉ。
例えば恐竜。UFO。宇宙人。これらも存在なんかしてないと言われてたわぁ。だけど実際に化石が発掘され、写真に撮られた事によってこの3つは現実にあるものだと言われたわ。」
「じゃあ、その子も同じように魔女と呼べる証拠がある・・と」
日百合はニヤニヤと笑みを浮かべ、「それがあるの。あの子に関わる人間は、必ず死んでいる。そして、あの子を追いかける私の部下達は、皆あの子を追い詰めた後、消息不明か、死亡しているの。今回はサキエルが来て、なんとかこの子達は帰ってこれたみたいだけど。」
日百合は床でぼろ雑巾のようになっている男達を見る。
「・・・それが証拠になると。そんなの偶然だろう。くだらん。」
日百合は顔を真っ赤にして、「だ~から確かめもしねえで決めつけんじゃねえよ!糞野郎。殺すぞ」
バーテンダーはサングラスを外し、日百合を睨みつける。その目は、すべてを殺す、殺人鬼の目をしている。光を感じさせず、闇しか広がっていない目だ。
「俺を殺せると思うか」
それだけいうと、バーテンダーはサングラスを再びかけた。
「じ、冗談だって!」日百合は笑う。

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