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胤罫サイド
胤罫達は、椿の家に逃げ込んでいた。
「まーた、厄介な事に巻き込まれたんですか。ついてないですね、胤罫さん。」
椿は半ばあきれ気味にそう言う。
「そうなんだよ。まあいつもの事だからあんま気にしないけどな。・・・ところで、そこの猫のかぶりもんかぶってる変態は誰だ？」
すると、変態は胤罫に近寄ってきて、「私は変態ではない、子供達の人気者、刃浪鬼帝 はろう きてぃだ。撤回しろ。」
と言った。
椿がその事にツッコミを入れる。
「何が、子供達の人気者だよ。幼稚園の先生になったけど、すぐに止めさせられただろうが。」
鬼帝は顔を赤くし、「その事は言わないでくれ。」とだけ言って、黙り込んでしまった。
胤罫はハハ、と微笑し、「どんな奴はさておいて、話を本題に戻していいか？」
椿と鬼帝は、コクリと頷く。
「・・こっちの嬢ちゃんが、怪しい組織に狙われてるんだ。どんな敵かわ、分からない。でもヤバい敵なのは確かだ。」
椿と鬼帝は息を呑む。
「そこでだ、俺達をかくまってわくれねえか？それなりの物はやるからよ。」
胤罫は手を合わせ、頼む。
「そんなの、いいですよ。僕は胤罫さんの約にたちたいですから。」
「そうだなあ、幼女のパンティ100枚で手を打ってやってもいいぞ？」
そう言った鬼帝の顔面をぶん殴る椿。
「とにかく・・」
といいかけた所で、突如、ドアが叩かれた。