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EROSMAN

第9章 魔女と呼ばれた少女

「正確に言わせてもらうと、俺だけどな。」
とゲイルが微笑する。
やけにゲイルの足どりがおぼつかない。まさか・・。
「アナタ、目が見えてないんですか?」
とサキエルが聞く。「あ~くそ、やっぱばれたか。そうだよ、俺はさっきの墜落で目をやっちまった。」とサングラスを外すと、そこには痛々しい両目が・・。
「その目で、香織さんを撃てたんですか!」サキエルは半ば怯えながらそう答える。
「俺って化けモンだからな。」とゲイルは答える。
「おい、サキエルは俺にやらせてくれねえか?決着をつけてえんだ。」
ゲイルは無表情でそう答える。
「別にぃ、いいけどぉ。じゃあ私はあの変態さんねぇ。」と胤罫を指差す日百合。
今、戦いの幕が上がる。

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