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「うおぉぉぉ！」
胤罫は日百合にパンチを食らわそうと突っ込むが、日百合は軽くそれをかわし、履いていたヒールで胤罫の股関を思い切り蹴った。
「のがあああ！」
胤罫は地面に倒れ、転がる。
「さあ、お仕置きの始まりよぉ！」
日百合は谷間から棒のような物を取り出すと、ムチのような物に変形した。
「え～い。」
日百合はムチで胤罫を殴り続ける。
「ほらほらあ！もっと欲しいんでしょう？ほらあ！」
日百合は楽しそうに言う。
すると、急に日百合の動きが止まる。日百合は胤罫を見ず、前方を驚愕の表情で見つめている。
「お・・おい、どうした？」胤罫はそう答える。
すると突然、日百合の身体が上空にさらわれた。
上空からは日百合の悲鳴が聞こえる。
そして、すごい勢いで地面に叩きつけられる日百合。
その行為は3回ほど繰り返された。
「た・・助け・・」
日百合は胤罫に助けを求めるが、日百合の上空には・・事故を起こした車。
「あああああああ！」
それが日百合を下敷きにした。
日百合の最後である。
胤罫は身体を起こし、日百合が見ていた方を見る。
胤罫は目を見開いた。そこには・・・。
「香織・・!!」