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EROSMAN

第11章 Dの名を持つ幼女

ある組織の実験場。
「胤罫・・奴を始末するのよ。分かった?」
カプセルの中に入った幼女にそう問いかける女。
幼女はニヤ、と口が裂けるくらいの笑みを浮かべると、カプセルを拳でブチ割った。
女は急いで逃げようとするが、腰が抜けてしまった。
「はやく!!早くこの子を止めて!!暴走よ!」
幼女はニヤニヤしながら女に馬乗りになると、女の顔に向かって拳を下ろした。グシャ!という音がなり、女の顔は陥没した。
すると、実験場に数人の軍隊が駆けつけた。
「目標を確認!これより射殺する!」
しかし軍隊の一人は「しかし、射殺の許可は出ていないハズですが!?」
隊長らしき人物は「構わん、殺せ!」
と言った。
その言葉を合図に一斉に銃撃が始まる。
しかし、幼女は弾を避けるどころか、むしろ向かっていった。
「な・・!」
隊長は待避!と叫んだ。しかし、隊員の一人が吐血した。いつの間にか近づいていた幼女が隊員の腹部を手で貫いていた。そのまま手を上に上げていく。
隊員は腹部から頭部にかけて、真っ二つにされた。
「うわあああ!」今真っ二つにされた隊員のすぐ横にいた隊員は錯乱し、発砲を始めた。
幼女は銃をはじき、隊員に突撃する。
「ゲフ!」
隊員は倒れ、幼女は馬乗りになる。
「ひい」
幼女は口を大きく開け、「いただきまーす。」といって隊員の頭部にかぶりついた。
一瞬で頭部の2分の3がもっていかれた。
しばらく悲鳴が続いた。
数分後、残るは隊長一人となった。
隊長の周りは血の池ができて、切断された手、足が転がっている。
今、幼女は隊員の手をむさぼり食っている。
「くそ、何なんだ、お前は化け物め!」
隊長は弾を打ち続ける。
しかし、幼女は弾をすべてはじくと、隊長の目の前までいき、手を凪払った。
「がああああ!」
隊長の片足は切断され、隊長は倒れた。
「やめろ・・やめてくれ!」
隊長は悲痛にも似た叫びを上げるが、幼女はニヤニヤしながら身体を揺らしながら近づいてくる。
そして・・・。

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