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モニタールーム
モニターには、幼女が隊長の頭部に食いついている映像が流れている。
「・・・やっぱ暴走しちゃったか。」
一人の女が呟く。
「ちゃんと言うこと聞くか確認してから命令しないからこうゆう事になるのよ、全く。」
女は溜め息混じりにそう呟く。
「あの女の子はいったい何なんですか？攻撃をすべてかわし、そして人の生き血をすする。」
女は「あの子は、Dよ。」
モニターの前に座っていた男性は、「は？」と言い、「Dと言うのは、DNAの事よ。あの子は名前がない。だから適当にDってつけたの。」
男性は、なる程、と呟く。
「・・でね、私は考えたの。最強の男性を根絶やしにする兵器を作り出そう、と。あの子は人の血を取り込み、自分の力にしていくの。」
男性は青ざめた顔をし、「なんかバイオのリッカーみたいですね・・・。」
と言った。
「確かにね。この子は、痛みを覚える事も出来るの。一度食らった痛みは、痛覚が麻痺して、全く動じなくなるし避けるの。
但し、一度食らった痛みだけど・・。」
「あの子はどれだけの痛みを覚えているんですか？」
女はウットリした表情になり、「色々やったわ。火にあぶったり、刺したり、銃で撃ったり。感電させたり・・。」
男性は息を呑んだ。
「・・・ただし、未だに痛みを克服する事が出来ない痛みがあるの。」
「それは一体、何ですか?」
「それはね・・・。」