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EROSMAN

第11章 Dの名を持つ幼女

「・・・おい、真面目に言ってるかと思うが、その格好ふざけてるようにしか見えないぞ」
鬼帝は黙って土鈴に近づく。
「お前が何者かは知らん。しかし、お前が幼女から離れないなら、私は容赦しない。」
鬼帝は包帯でグルグル巻きにした右腕で指を指す。
「そんなボロボロな身体で私に刃向かうか。」
土鈴は溜め息を吐いた、と思ったら鬼帝の目の前にきていた。
「は」
鬼帝が疑問に思った直後、鬼帝は後ろに吹き飛んでいた。
「げえっふ!」
「おじちゃん!」
Dは心配そうに鬼帝の方に向かおうとするが、「来るな!逃げろ!D。」
鬼帝はDに怒鳴る。
「おじちゃんは平気だから!君は逃げるんだ!」
Dは躊躇っていたが、頷き逃げていった。
「・・・全く、ヒーロー気取りか。この変態が。」
土鈴は鬼帝に罵声を浴びせる。
「・・もう目の前で女の子が死ぬのを見たくないんだ!」
鬼帝は拳を固く握りしめる。
「私は・・自分の妹を目の前で殺された!通り魔に。私はその時から誓った。子供を守れるヒーローになると!」
鬼帝は立ち上がる。
「そんな誓いは、所詮は偽善者の言い分だ。」
土鈴は鬼帝の顔面に蹴りを食らわす。
「あ・・がぁ!」
鬼帝は苦しそうにもがくが、鬼帝は倒れない。
「あの子の自由を・・奪うな!くそ野郎が!」
鬼帝は土鈴の顔面に何かを吹きかけた。
「な・・んだこれは!」
「病院から持ち出したアルコール消毒液だ!」
鬼帝は怯んだ土鈴のふところに潜り込み、「食らえ!てつざんこう!」
ドカンという音がした。
土鈴は後方に吹き飛んだ。
「反撃開始だ!くそ野郎!」
一方、こちら胤罫達。
巨大な手を、ギリギリでかわす。
その手にサキエルは銃弾を浴びせる。
「かゆ~い。」
何と、サキエルの銃弾をものともしない。
「何なんだ!コイツは!攻撃しても意味がねえ!」
胤罫は言う。
「これなら!」
香織が能力を使う。
すると近くにあった大型バスを巨大娘の顔面に当てる。
巨大娘はのけぞったが、すぐに体制を直した。
「もぉ!どうすればいいの!」
巨大娘は、笑顔で胤罫達を見る。
すると、巨大娘の顔面で爆発が起こった。
ビルの屋上でサキエルが巨大娘に発砲していた。

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