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EROSMAN

第11章 Dの名を持つ幼女

巨大娘の膣から鬼帝が飛び出してきた。
胤罫達は歓声を上げた。
鬼帝はDを抱きしめながら胤罫達の元へと走る。
「あああ!おねえたんを返せぇ!」
巨大娘は再びスライムのようになり、その触手を伸ばしてきた。
香織がその触手を吹き飛ばす。
巨大娘は悲痛な叫びを上げながら倒れた。
それはドロドロにとけ、液体へと変化していった。
「戻ったぞ!やったぞ私は!」
鬼帝はDを解放し、ガッツポーズをとった。
「終わったな。」
胤罫は安堵の声をだした。
「・・私の、私の子達が!」
胤罫達の後ろに土鈴が立っていた。
「私の、私の子、ああああ!」
土鈴は発狂しながら液体に近づいていく。
「おい!やめろ!」
鬼帝は叫ぶが土鈴は無視して液体に近づいていく。
液体の所へ行くと、土鈴は液体をすくいながら泣き始めた。
すると、液体から何十もの少女があらわれ、土鈴を取り込む。
「パパ、たしゅけて。」
土鈴は逃げる暇もなく、飲み込まれていく。
長い悲鳴が続き、やがて静かになった。
液体のあったところには土鈴の姿はなくあったのは服とズボンだけであった。
「・・これで本当に終わったな。」
胤罫は言う。
「さて、これからどうするか考えよう。」
胤罫は鬼帝に言う。
「私がこの子の面倒を見る。一生。」
鬼帝はそういい、Dの頭を撫でる。
「・・あたち、本当におじちゃんの子になっていいの?」
Dは心配そうに言う。
「あたり前だ。もう一人ぼっちにはしない。」
鬼帝はDを再び抱きしめそう言った。

1ヶ月後、鬼帝はまだ入院していた。
病院でこっぴどく叱られた。
「私は救えたんだな。」
改めて思う鬼帝。
「おじちゃん。早く元気になって、ピクニックに行こうね。」
ベッドの横にはDがいた。
「ああ、約束だ。」
鬼帝はDと指切りげんまんをすると、二人で笑いあった。

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