アイツが私のご主人様!?
第26章 思い違い。
………神崎クン、いまナニしてるんだろ…??
ベッドの上で、
ゴロゴロしながら考える。
はっ、
べっ、べつに神崎クンのことが気になっているワケじゃないよっ!!
・・・だけど、
悔しいけど、
なんか気になるんだよね……。
なんで、わたしに……
その…エッチなこと、したのか…とか・・・。
最後まではヤらなかったのか、とか…。
い、いや…
神崎クンと初エッチしたかったワケではないんだけど……
なんか……こう、
モヤモヤ感とか……うん、ムラムラして…エッチな気分のままにされちゃったからな…
もしかして、
神崎クンは、何も感じなかったの!?
はあ・・・、
そうですか、わたしはエッチの対象じゃナイんですねっ!
・・・なんか、悔しい。
『・・・神崎クンのばか…。』
……あの、保健室の出来事から神崎クン…
私に対する態度変わったし…
もうっ、なんなのよっ!ふんっ
でも…、
・・・一番気になるのは、神崎クンと山田サンの関係だ。
(もしかして、
あの2人付き合ってる!??)
………有り得るな。
連絡も来ないし…寝よ。
明日は、
一宏とのデートだしっ
神崎クンのコトなんて、考えるのやめよっ!!!
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