アイツが私のご主人様!?
第28章 『神崎クンのへんたいっ///!』
「……で!
おい、このクソガキ!
お前…1人でナニしてんの?
お子ちゃまは、早くママのトコロへ帰りやがれ!ププッ
……あと!
早く りおチャン返せよ!ニコッ」
「クソガキ言うな!
大樹だから!!ふんっ
……お母さんとお父さんが
まいごになっちゃったから…
さがしてるところ!!!」
「は?
それ、お前が迷子だろ!」
………うるせー!
2人とも口悪すぎ~~!!もう!
「……てゆうか、
大樹クン…ママとパパ探さなきゃダメじゃん!」
神崎クン、
ワタシをジッと見て……
「りおチャンは、いいよ。
…そこにいろよ!
足…痛めてるんだし…!」
肩をガシッと掴まれ
ベンチに座らされる!
「俺、コイツ迷子センター連れてくから…
りおチャン、そこで待ってろ!な?
……おい!
行くぞ、ガキ!フン」
「はあ?
1人でいけるからっ」
「いーから、来い!」
神崎クンは、
大樹クンの手を引き連れて行った。
クスッ
神崎クン、大樹クンと手繋いでるし~
子ども、案外好きなのカナ?
可愛いトコロあるじゃん!アハハ!
あと、
意外に優しいんだね…
1人、
ベンチに座りながらそんなコトを考えていた。
*