あなたが消えない
第9章 深夜2時のお仕置き
私は夜、和男がシャワーを浴びている間に、こっそり部屋を抜け出して101号室のインターホンを鳴らした。
すると、カメラで私だと気が付いていたのか、扉が開けられてスッと手が出てきた。
私の腕を掴んだかと思ったら、私を静かに招き入れる。
そして、扉が閉まると同時に強く抱き締められた。
「…翼っ…」
小声で話す。
「翔に会いに来ちゃった…」
すぐさまキス。
「何で今?」
「少しだけ」
そして、またキス。
「旦那は?」
「今、シャワー浴びてる。だから、もうすぐ戻らなきゃ」
抱き締めながら私の頬に、翔は頬擦りをした。
子猫みたいに、何度も。
「悪い女だな」
「我慢できなかったから。でも、もう行くね?」
「ダメ」
いやいや、本気でもう戻るし。
和男がシャワーを浴びてる数分間だけだから。
なのに翔は、私のあちこちにキスを落としながら押し倒す。
翔の指先は、いつの間にか下着の下をなぞっていて、私は必死でその手を止めようとする。
「…翔…んっ…本当にもう…あっ…戻らなきゃ…」
「やだ」
只でさへ感じやすくなってるのに。
「翔、今夜は本当に会いに来ただけ。続きは月曜日。…ねっ?」
「都合いいね。そんな会っただけで満たされちゃうだなんて。翼って意外と単純なんだぁ」
「…」
だって、本当に時間がないから。
「ねぇ、翼。何となくこうやって身体をさぁ、互いに引っ付けてたら、俺がもう我慢出来なくなってるって状況、理解出来るよねぇ?」
だいたい、言ってる意味は分かる。
いやらしく足を絡めて、入れてもいないのに服の上から腰を動かされる。
そんな事、しないで…。
したくなるよ…。
「俺にお預けをさせるだなんて、生意気な女だ。お仕置きしてやらなきゃ」
すると、カメラで私だと気が付いていたのか、扉が開けられてスッと手が出てきた。
私の腕を掴んだかと思ったら、私を静かに招き入れる。
そして、扉が閉まると同時に強く抱き締められた。
「…翼っ…」
小声で話す。
「翔に会いに来ちゃった…」
すぐさまキス。
「何で今?」
「少しだけ」
そして、またキス。
「旦那は?」
「今、シャワー浴びてる。だから、もうすぐ戻らなきゃ」
抱き締めながら私の頬に、翔は頬擦りをした。
子猫みたいに、何度も。
「悪い女だな」
「我慢できなかったから。でも、もう行くね?」
「ダメ」
いやいや、本気でもう戻るし。
和男がシャワーを浴びてる数分間だけだから。
なのに翔は、私のあちこちにキスを落としながら押し倒す。
翔の指先は、いつの間にか下着の下をなぞっていて、私は必死でその手を止めようとする。
「…翔…んっ…本当にもう…あっ…戻らなきゃ…」
「やだ」
只でさへ感じやすくなってるのに。
「翔、今夜は本当に会いに来ただけ。続きは月曜日。…ねっ?」
「都合いいね。そんな会っただけで満たされちゃうだなんて。翼って意外と単純なんだぁ」
「…」
だって、本当に時間がないから。
「ねぇ、翼。何となくこうやって身体をさぁ、互いに引っ付けてたら、俺がもう我慢出来なくなってるって状況、理解出来るよねぇ?」
だいたい、言ってる意味は分かる。
いやらしく足を絡めて、入れてもいないのに服の上から腰を動かされる。
そんな事、しないで…。
したくなるよ…。
「俺にお預けをさせるだなんて、生意気な女だ。お仕置きしてやらなきゃ」