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狂愛

第4章 インフル

「ねぇ…拓」

あれ?…返事がない

「たーく」

寝た?

「拓!!」

………寝ちったか

あ、そうだ


冷えピタ買ってこなきゃ。

そう思って布団からでようとした瞬間

…グイッ

「…た!?…拓?」

手を引っ張られた

病人のクセに、なんだこの力

拓『俺が寝てる間にどこ行く気?一緒に添い寝しよって言ったよね?まさか、他の男にでも会うつもりだった?

ハァ…俺から離れられるとでも思ってた?』


…は

何を勘違いしているんだ

「あの…私は拓のために冷えピタをね?」

拓『何をしようが俺から離れるのは禁止』

「え…あ、ハイ」

拓『んじゃ、まぁそういう事で』

いつの間にか彼の手には…

「え…」

縄…

拓『どうせ寝たらまたどっか行くんだろうし他の男に会われたら嫌だし』

と言いながら、すぐに私を縛ってしまった

拓『うん、コレなら大丈夫でしょ。あ、あとさ、コレとコレつけてよ♪』

アイマスクとボールギャグ…

「え…なんで」

拓『は?こっちのが萌えるからに決まってんだろ。』

「……

ねぇ…添い寝は?」

拓『お前が俺から離れようとしたから悪いの』

「いや、アレは拓のために…」

拓『どんな理由であろうと、俺から離れたら縛る。ほら、こっち向け』

「~ッなにそれー……ンッ!ンゥ…」

拓『できた。可愛い♪』

「ンゥ…ンッ」

目の前が真っ暗になってしまった…手も足も動かない…



つまらなすぎる!

拓『じゃ、おやすみ☆』

「……」

覚えてろよ、もう!

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