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紅桜学園イケメン部!

第16章 相変わらず


辛いよね、そうだよね。

俺は拓己の心の痛みは分からない。
だけど俺もそれを見ると思い出してしまう。


怖くて怖くて怖くて怖くて

抵抗しても全然駄目で…

俺はっ俺は…

「凛!大丈夫か!?」

優雅が俺の体をさすってくれる。

「ご、ごめん」


危ない。また過去に引きずりこまれそうになったしまった。

もう忘れたはずなのに。


部屋の空気はやっぱり重い。
この状態を変えられるのは…

「ただいまー!」

やっぱりみなみちゃんだった。

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