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紅桜学園イケメン部!

第38章 聞こえる足音




「ぅっ…ぅっあた…しね、
…ぅっ死んじゃうの…かな」



「――…瑠菜、」


静寂な部屋の中に
哀しみが積もる。




「あたし…死ぬ…んだ…ね?」

「瑠菜、そんな事言うな」


俺の言葉なんて多分、
彼女には届いていない。



自分自身と戦っているように見える。



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