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オレンジkiss

第24章 ★twenty-four

正直、怖さと不安で涙目になっていた。

でも、日向君の顔を見ていると、なぜか安心できた。


そして、手に何かが触れた。

―――"日向君の手"

ギュッと握られた手からは、温かさを感じられた。


でも、それから、日向君がこっちを向いてくれなくなった。


でも今は、その方が良いかもしれない…


この顔が、かすかな光で見えたら、恥ずかしいから。


……かすかな光?

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