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オレンジkiss

第33章 ★おかえり

「千尋ちゃん!…こんなところで会えるなんて、嬉しい」


「私もだよ!」

2人で、キャッキャッしていると、奏が突然、難しい顔をした。


「…ゴホ……ゴホ、ゴホ」

「だっ、大丈夫!?」

「う…ん……ゴホ」

隣にいたお母さんらしき人は、奏の背中をさすっていた。


「あなた…大きな手術をしたばかりなんだから!…気をつけなさい」


奏は、ゆっくり頷いた。

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