オレンジkiss
第38章 ☆涙
――――――――――――――
私は、全てを話した。
「……結局、三年間、想ってたのは、私だけだったんだよ。…哀れだな〜」
なんて、言ってみるけど、涙は止まらない。
「そんな事ない!日向だって、千秋の事、好きだよ!!」
ちぃちゃんは、一生懸命、励ましてくれた。
でも私は、素直に受け止められなくて、左右に首をふった。
「日向君なら…分かってくれると思ってた。喜んでくれると思った。」
「……正直、俺は、悠の味方だ!俺が悠だったら、戸惑うと思う。」
幹太君も日向君の味方をするの?
私が、皆のために出した答えは、間違いだったの?