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オレンジkiss

第8章 ★eight

「痛そう〜…。良かったら、私が手当てしてあげようか?」

梶原は、そう言って、消毒液と絆創膏を取り出してくれた。

「マジで!?じゃあ、悠は俺のあとな!!」

「あぁ」

幹太は、近くの椅子に座って、腕を出した。

――――――――――――――

「サンキュ。じゃ、俺、先に行くわ」

「はぁ!?待てよ!」

俺は、幹太の腕をしっかりと掴んだ。

すると、幹太は、小声で…

「気ぃー使ってやってんだろ?お前も、男だな〜」

と言ってきた。

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