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ふたりのカタチ

第14章 会いたくて

「ベタだけど…」
「あ…私の名前!?」
「そ♪これなら嵐のAですって言えるしね」

んふふ♪
可愛い♪

雑誌やテレビでこのネックレスを見かけたら、なんだか誰かに話したくなっちゃうかもしれないけど(笑)

かずちゃんはずっと「ベタだなー」と照れ隠しのように言っている
それもまた嬉しくて、ぎゅーっと抱きつく

「ありがとう。かずちゃん♪大切にする」
「喜んでくれて何よりですよ」

どちらからともなく
キスをする

「おめでとーあやのサン」
「かずちゃんもおめでと♪私から何もなくってごめ……んっ…」

言い終わる前にもう一度キスをされて
「ベタついでに『プレゼントは私!』とか…言ってよ?」
と、おどけて言っている

「言わない!!」
「いーじゃん!!ケチ!」
「すねてもダメ」

もーいーじゃんかー!!とぶつぶつ言いながら
ゲームの電源を入れている

キッチンで片付けをしたあと
リビングを見ると
真剣になってゲームをしていた

床に座りあぐらをかいてたいるかずちゃんの後ろから抱きつく

「いつまで集中してられる…?」
と私から首筋にキスをする

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