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ふたりのカタチ

第5章 言えないキモチ

「おはよー」
そう言うとかずちゃんは
昨日と同じ場所に座り
私の飲みかけのカフェオレを口に運んだ

「お、おはよ」
って普通に私のマグで飲んでるけど…?

「うわ、ぬるッ(笑)」
カフェオレをゴクリと飲むその喉元に
つい見とれてしまう

「あ、コーヒー飲む?」
慌てて立ち上がる

「ありがと♪あやねえ」
手渡したマグを嬉しそうに受け取る

「いやー…空きっ腹に染みるわー」
チラリと私の方を見て笑顔で言ってくる

「あーもうわかったよー!スクランブルエッグとクロワッサンでいい?」
「あははは!!催促しちゃった?ありがと♪」

嬉しそうな声のトーンで
私まで嬉しくなった

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