テキストサイズ

ふたりのカタチ

第8章 やっぱり

亮太がアメリカに行く前に
何とか理由をつけて会えないかと
考えたりしていた

翔さんからは、会いたいって電話すればいいじゃん、と普通のことを言われた

その通りだよ…でもね…

しつこくてもダメなのかな、とかね
好きだと何回言っても相手に伝わってないんじゃ会ってはもらえないかな、とかね

亮太を口実にして会うきっかけを探してるなんてさ…
オレってこんな奴だっけ…

「例えばさ、電話してさ、つながらなくてさ、着信残ってたらさ、折り返し電話くれる…かな?」
「恋愛初心者か(笑)」

翔さんに笑われた…

「そうだな、人によるんじゃない?つーか
メールしてみれば!?」
「あーーーーーーー!!」
「んだよー!ビックリしたー」
「オレ、メールアドレス知らねぇや…」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ