テキストサイズ

ふたりのカタチ

第9章 教えて欲しい

私をソファに座らせると
かずちゃんは私の方を向いてソファの上で
あぐらをかくように座った
除きこむように私を見ながら
「ずっと聞きたかったんだけどね?」と
口を開いた

「あやねえのアドレス教えて?」
「アドレス!?」
「そ♪亮太から番号しか聞いてなくてさー」
「え、でも…」
「いいじゃん、ダメ?教えて♪」

教えたとしてもメールしなければいいのか…

かずちゃんは嬉しそうに登録している

「あやねえってさ…」

画面をいじりながらビックリすることを
聞いてきた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ