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契り

第2章 変化

「つっこまれながら、誰のこと考えてんだよ」

紫楼が、ペニスを掴んだ手を更に強く握った。

「うっ…」

痛みと、行為自体に満足してしまうような感情。意識。

「セックスする友達と、別れて来いって言っただけだろう」

ゴリゴリと、ペニスが弄ばれて、去ったはずの熱がすぐに身体に戻って来る。

「やっ…」

「成彌が誰かとセックスしてるなんて気付かなかった」

投げ捨てるように言うと、紫楼の身体は僕から離れた。
後ろ縛った手が自由になる。

「別れてこい」

冷たい目。
そして、さっきの赤い瞳とは違う青い瞳で僕を見降ろす。

「紫楼…」

「14年…待ったのに…」

呟くように言うと紫楼は部屋を出て玄関からも出て行った。



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