テキストサイズ

契り

第1章 居候

だけど、いい加減アホらしい。

1人で祝う19歳の誕生日。

常夜灯の薄暗い天井を見上げた。

「バカじゃん・・僕」

「はっぴ~ば~すで~。なるみ」

ゾクリとする気配の直後に声がした方を見た。

怖いもの見たさとかじゃなくて、条件反射。びっくりして、ついってやつと似てる。

4人掛けのダイニングテーブルのあちら側。目の前に人が座ってる。

紅い髪が肩まで伸びた同じ年くらいの誰かが。

泥棒!

と、叫ぶ前に疑問が解決した。

「紫楼。鬼だ」

簡潔すぎる自己紹介?をされた。

だけど直ぐに、疑問ができた。

目の前の男は、自分を鬼だと言ったんだ。しかも、どこから入った?どうやって、入った?

あまりの驚きで、動くことを忘れ回転してくれているだけ予想すしてみる。

答えは一つ。
僕が帰って来る前から家の中に居たに違いない。

この結論だけ。

カギは閉めた。
窓は開けてない。
戸締りはしてある。

ほらね。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ