悪魔の男×ドM少女
第2章 ~中学生~
「理沙さん、どうしましたか?」
私の担当医らしき人が入ってきた。
「ねえ!!!
お母さん・・生きてるよね!?
お母さんどこにいるの!?」
私はその人の服を強く握り、問いかけた。
「本当に言いにくいんですけど・・・お母さんは、頭を強く打たれまして・・・
亡くなってしまいました。」
その人は悲しそうに顔をゆがませて私に頭下げた。
「う・・・そ・・」
お母さんが死ぬなんてありえない。
夢見てるのかな・・・??
「先生・・・お母さん、もういないの・・・?」
先生は答えてくれなかった。
私から目をそらすだけで。
私はお母さんがもう本当にいないのだと実感してしまった。
涙ももう流れてこなかった。
「一樹・・・!
お母さん返して!!
先生!
一樹がお母さんを・・・!」
そのときまた激しい痛みに襲われた。
頭が・・・いたい。
私どうなってるの?
いたい・・いたいよ、お母さん
___。