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悪魔の男×ドM少女

第2章 ~中学生~


~一樹~

「先生、理沙はどうなっているんですか・・・?
なんで俺が理沙のお母さんを殺したって思ってるんですか?」

「私が思うには、理沙さんは今頭がついていってないんです。
お母さんの落ちた姿をみてしまってショックで記憶が変わってしまっているんです。。
おそらく、一樹さんがお母さんを追い詰めたんだと・・・。」

「うそだろ・・・。」

「しかし、一樹さんの優しい記憶も残っていて、このままだとすべて忘れてしまいます。」

「え?
・・・じゃあどうすればいいんだ?助ける方法は!?」

「今から、あなたと理沙さんの記憶を変えます。
理沙さんには、ここ1か月の記憶をなくしてもらいます。
あなたには、心をなくしてもらいます。」

「心?」

「詳しくいうと、心の1部分、
相手を思いやる気持ち、優しさなどが感じられなくなるということです。」

思いやる気持ち、優しさがなくなる。

本物の悪魔だな。

なってやる。

理沙を助けられるなら・・・。

俺は悪魔にだってなれる。



「では・・・。
始めます。
目が覚めたときにはもうこのことも忘れています。
3・・・2・・・1・・・」


意識が遠のいていった。

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