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愛して、愛されて。

第6章 狂気の陰



嬉しそうに味噌汁を飲む恭を見て、ふっと笑った。


このまま、ずっとこのまま。

今みたいな生活が続けばいいのに。



だけど、そんなわけにはいかないから。

今日だけ、今日だけなにも起きずに、このまま時が進めばいい。


そう願った。



•••ーーーだけど、そんなの叶うはずがなかったんだ。



死んでしまいたくなるほどの出来事が、俺を蝕むなんて、思ってもみなかった。








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