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愛して、愛されて。

第7章 眩暈がするほどに



恭が泊まりにきてる。

分かってるのに、兄さんを求めてしまっていた。

薄暗い廊下にくちゅりと厭らしい音が響くたびに、兄さんを官能的に求めてしまう。




わからない。

わからない。

俺は、どうしちゃったんだろう。


「ンっ、、、あっ、、、はぁっ、」


兄さんに触れられることが、あんなにも嫌だったのに。

いや、今だって嫌で嫌で仕方ないくせに。

兄さんの切なげな表情に、そして、強引なくせにどこか優しいキスに、、、

欲情してる•••ーー




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