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チェリーブロッサム

第1章 いつもの場所

「ねぇ~手は後ろにまわして。」

しかたなく晋也は両手をうしろで組んだ。


「寛子はこんなプレイがいいんだ。」

「してあげたいの。沢山感じて。」

今度は太股の裏側を湿った感触があがってきた。

晋也は高ぶる気持ちを抑え平静を装う。

「仕事のストレスかい。いじめられ過ぎだ。」

寛子はまた位置をかえた。

声は部屋の隅から聞こえてきた。

下着姿でうしろに手を縛られた相手を

観察しているのだろうか。

寛子の視線を痛く感じるが

これほどあからさまな事だとは予想外だ。

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