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チェリーブロッサム

第1章 いつもの場所

「寛子の事を考えない日なんてないよ。」

晋也の乳首に口をつけて言う。

「嘘よ。晋也は家庭第一だもん。
私の事なんて片隅にもないはずよ。」

寛子は胸に額をつけたまま話し続ける。

「不思議ね。
子煩悩な晋也が浮気してるなんてね。
そっか本気じゃないからいいんだよね。」

寛子の声が

ゆっくりとしたにさがっていく。

膝まずいているのだろう。

晋也のボクサーショーツに

息がかかってくる。

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