Hな片想い♡
第9章 新委員会
そのとき、本来は腕につけるはずの
【生活委員会】
というものが私の制服のポケットから落ちた
ダサいからポケットにいれていた
「あっ!」
余計なことを考えていたので
少し焦った私は思わず早足になった
そして見事にこけた
登校してくる生徒は
三秒くらい私をみてスルー
私以外の生活委員会5人の顔は
恥ずかしくて見れなかった
そして何故か私はその場で
動かなかった
「大丈夫?」
数秒後に高橋の声が聞こえた
けれどそこに誰かの声が重なった
「あー!大丈夫?怪我してない?
もしかして松崎さんって天然?笑」
優しい建先輩の声だった
建先輩はそのまま私に
手を差し伸べてくれた
私は先輩の手に頼って起き上がった
緊張と恥ずかしさと喜びからか
足がすくんだ
「すいません、ありがとうございます」
「ううん、どういたしまして」
建先輩の真っ直ぐな優しい笑顔が
私の前に飛び込んでくる
「建先輩……。」
「ん?どうしたの?」
二人だけの刹那だった
この瞬間、二人だけになれた気がした
私の目は自然と潤んだ
けど涙は堪えた
「ま、松崎さん?!どうしたの?
そんなに痛かった?」
「違うんです!その……。」
あなたのことが好きなんです。
なんて言えるはずがなかった
火が消えたはずの恋だったのに
消しきれてなかったみたい
「とりあえず、保健室行こう?」
私の震える足を見てか
先輩は肩を組んで歩いてくれた
私の望んでいた幸せはこれなんだ
周り方すれば、ただの怪我だ
けど、あの日、あの瞬間の私は
誰よりも幸せだった
【生活委員会】
というものが私の制服のポケットから落ちた
ダサいからポケットにいれていた
「あっ!」
余計なことを考えていたので
少し焦った私は思わず早足になった
そして見事にこけた
登校してくる生徒は
三秒くらい私をみてスルー
私以外の生活委員会5人の顔は
恥ずかしくて見れなかった
そして何故か私はその場で
動かなかった
「大丈夫?」
数秒後に高橋の声が聞こえた
けれどそこに誰かの声が重なった
「あー!大丈夫?怪我してない?
もしかして松崎さんって天然?笑」
優しい建先輩の声だった
建先輩はそのまま私に
手を差し伸べてくれた
私は先輩の手に頼って起き上がった
緊張と恥ずかしさと喜びからか
足がすくんだ
「すいません、ありがとうございます」
「ううん、どういたしまして」
建先輩の真っ直ぐな優しい笑顔が
私の前に飛び込んでくる
「建先輩……。」
「ん?どうしたの?」
二人だけの刹那だった
この瞬間、二人だけになれた気がした
私の目は自然と潤んだ
けど涙は堪えた
「ま、松崎さん?!どうしたの?
そんなに痛かった?」
「違うんです!その……。」
あなたのことが好きなんです。
なんて言えるはずがなかった
火が消えたはずの恋だったのに
消しきれてなかったみたい
「とりあえず、保健室行こう?」
私の震える足を見てか
先輩は肩を組んで歩いてくれた
私の望んでいた幸せはこれなんだ
周り方すれば、ただの怪我だ
けど、あの日、あの瞬間の私は
誰よりも幸せだった