テキストサイズ

Hな片想い♡

第9章 新委員会

髙橋は優しく私を抱きしめた


「松崎、よく聞いてくれ

俺は周りから秀才って呼ばれる
確かに勉強はできるんだと思う

だから大方のことは予測できる

けど松崎の気持ちだけは全然わかんない
全然予測出来ない」

「えっ……?」

「松崎は建先輩に惑わされる
けど俺は松崎に惑わされっぱなしだ

無理して笑うその笑顔ですら
愛おしすぎる

ありがとうって言葉が
誰よりも似合ってるよ」


髙橋はまた私のことを
優しく立たせた


「俺は世界の誰より松崎を愛する
世界の誰より愛してるんだ。

少しずつ気持ちも理解して行きたい
俺が絶対由奈を守るから。

だから、由奈、俺と付き合ってください。」


思いがけない告白だった

この人とだったら幸せになれる
私の直感がそう叫んでいる

高橋だったら私を幸せにしてくれる
そう思えたんだ

そして私の涙腺はまた違う意味で緩んだ

高橋、いや、祐介の胸に顔を
うずめて、小さく頷いた


「うん、付き合ってください…」


この日が私達のはじまりだった
そして、一つの恋の終わりだった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ