お前はわかってねぇ‼
第63章 出発の日
「はぁ、はぁ、…ごめんな。遅くなって…」
「もう、お見送りしてくれないんだって思ってました…」
「ごめん…どうしてもみんなにも見送りして欲しくて…集めてたらこんな時間で…」
「ありがとうございます…ぅっ…ひっく」
海はさっきから泣いている
けど幸せそうな顔で泣いている
よかったほんとよかった!!
「おい!そろそろ離れろよ(笑)時間ねぇんだから俺らにも話させろよ!!(笑)」
そう言ったのは竜馬
「あ、悪い(笑)」
俺と海は離れて、海はみんなと話してる
よかったほんと
よかった
「空…くんか?」
そう声をかけてくれたのは海のお父さん
「はい!あの、はじめまして…//」
お父さんの前で抱きしめて
なんか恥ずかしいのとなんともいえない気持ちになった
「ありがとうな」
そう言われた