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束縛彼氏

第5章 束縛彼氏のライバル

徐々にざわめきを取り戻した教室では皆あたしをチラチラ見ながら話していた

どうせ「ひどい女」だとか「藍斗君が可哀想だ」とかそんなコト言ってるんだろうな

正直、居心地が悪いあたしはここにいるのも耐えられず教室を飛び出した

なんだか、今は凄く藍斗に会いたい

ワガママだって分かってるけど今藍斗に支えて欲しい。このまま1人でいたらなんだか壊れてしまいそうなの

走って、走って、走って…

息が途切れて、つまづきそうになっても、涙が出そうになっても

それでも走ってたどり着いた場所は…



”音楽室”だった

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