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血とキズナ

第3章 ノウテンキな男

「血ぃ出すぎた。
 九鬼のせいで傷口開いたな」

「うわあ、俺こんなになったの初めて。
 ちょっとテンション上がる」

「アホかお前は。いいから、肩貸せ」

「メンボクないっす」


 リツは鴇津の肩を支えにしながら、何とか立ち上がる。


「とりあえず保健室行くぞ」

「はぁい」


 リツは鴇津に引きずってもらいながら、保健室へ向かった。







 

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