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兄と首輪

第4章 兄と首輪



コン‥コン‥



『兄さん‥いい?』



なんだか‥ノックしたの久しぶり‥


「あー‥どうぞ…」


勉強中だったのか…声は棒読みだった…


私は部屋のドアを開けて…中に入った…



部屋の中は…兄の…匂いで…クラクラした…



『お母さん…会社の人と飲みに行くから、先に寝てていいって…』


そう…言いながら…机の近くに行き…兄の勉強風景をのぞき見た…


兄の…顔は…やっぱり…キリリとしていて…


あの時…とは…違うな…



兄の…うなじ…兄の首…喉仏…


後ろから…みていて……



イジメたくなってきた……


カッコイイ…兄さんが…悪い





ニ‥ヤ




私は机に向かう兄の耳元に‥


『まだ‥勉強‥する‥の?』


と…悪戯っ子ぽく…囁いた…


ビクっと…兄の…体が…固まった…



「いや…もう…止めるとこ…」


少し…振るえ…声…


たまらない…兄の反応…



私は…机に向かって座っている兄に…おんぶ…するような…形で…


兄に…抱き着いた…





奥底に…しまい込んだ…私の叶わない……思い…




兄の…性癖を…利用して…


叶え…させて…




ずるい…

妹だと…せめられても…



止められない…



止められない…




兄さんを…

イジメて…

愛したい…





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