兄と首輪
第6章 兄とリング
[///あっ!勝先輩!///、お疲れ様でした!]
田口君は…バツが悪そうに倉庫から出て行った…
「アヤ…お疲れ様…」
ボールをチェックしている私は…
さっきまでの…兄の状態を思い出してしまった…
『何?田口君との楽しい時間を邪魔してまで、私に何か言いたいことでも?』
「…ゴメン」
『謝るな。ムカつく!』
兄を睨む…
ヤバい!こんな常で…
「アヤ…一緒に…帰ろう…」
ドキン...
『解ったから!早く、着替えたら?汗くさい!』
シッシッと兄を手で払った
久しぶり…だな…
一緒に帰るの………
嬉しい……な……