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家庭教師

第10章 ホテル

『ふ~ん、じゃあこの部屋♪いい?』


緊張気味の純太のことを気にも留めようとせず里美は部屋を選んだ。


里美はアンティークな雰囲気の部屋を選んだ。


部屋のボタンを押し、エレベーターに向かう。


部屋は9階のようだ。968号室。


『ねえ純太、気付いた?部屋の番号、キミの受験番号だよ。なんか嬉しいね。いいことあるかもぉ』


里美はそれであの部屋にしたんだ。


そして、そんなことで喜ぶ里美の笑顔で純太は少し緊張がほぐれた。

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