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家庭教師

第10章 ホテル

繁華街の外れの高台にある、白壁のホテルに入った。


フロントへ進むと、里美が先導をしてくれた。


純太は何をどうしていいかわからず、ただただついていくだけだった。


『どの部屋がいい?』


慣れた感じの里美に、頼もしさも感じながらも何故か嫉妬心もあり複雑な気分だった。


『え、どこでもいいよ、好きな部屋を選びなよ』
(げ、なんだあの部屋。SMの道具があるじゃん。
え、そっちはブラックライトの部屋?
あっちは…すげぇ。)


精一杯強がって言ってみたが、純太は初めてのホテルで緊張してしまっている。

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