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側にいられるだけで④【牡丹の花の咲く頃には】

第20章 第四話 【牡丹の花咲く頃には】 花びら占い

 ジュボクは呟き、向かいのウンスクの杯を満たそうと銚子を持った。
「何だ、返事がないと思ったら、寝ちまいやがったのか」
 ウンスクはやけ酒をさんざん飲んだ挙げ句、小卓に突っ伏して居眠りを決め込んでいた。 
 ジュボクはまた苦笑いし、ウンスクに注いでやるはずだった酒を自分の杯に注いだ。

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