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君の笑顔

第23章 予感 ~陽介~

「『げ』って何よ、『げ』って!」

そこにはエプロンとマスクを付け、いつも通りポニーテールに髪をしばった片野がいた。



「朝は食べなきゃダメ。今日もたくさん歩くんだから。」



「ったく、分かったよ。」

俺は片野が茶碗を受け取る。



片野があまりにも普通で、昨日自分がしたことは全部夢だったんじゃないかと思った。

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